駒沢ホッケーフェスタ2017 エキシビションマッチ
駒沢オリンピック公園第一球技場(世田谷区)
△Metro Tokyo HC 3-3(前半2-1)東京ガス
前半18分 (東京ガス) 0-1
前半33分 岡田朝助(山口広基) 1-1
前半35分 岡田朝助(星要) 2-1
後半10分 徳島竜太(吉川竜) 3-1
後半20分 (東京ガス) 3-2
後半26分 (東京ガス) 3-3
降雨の予報を裏切る晴天と季節外れの暑さの中、駒沢ホッケーフェスタ2017で今季のリーグ覇者東京ガスと再び相見えた。
リーグ戦では2-2と痛み分けに終わっただけに今季最終戦、”東京ダービー”に高いテンションで臨んだ。
前半立ち上がりは比較的落ち着いた展開となる。
Metroは攻撃の組み立てを担う中盤の吉川、山口へボールが入らず、東京ガスも慣れないグラウンドのせいかミスが目立ちペースを掴めない。
しかし、試合を動かしたのは王者東京ガス。これまで効果的なプレスと数的優位を維持した守備で東京ガスの攻撃を封じていたものの、前半18分、エアポケットのような一瞬の隙をつかれる。左サイドからダイレクトパスが中央に出ると、サークルトップであっという間に1対1を作られる。
ディフェンスがかわされて打たれたシュートを一度はGK杉野が防いだものの、リバウンドを再びヒットで叩かれ先制を許す。
しかし、ここからMetroも目覚める。中盤にようやくボールが繋がるようになり、リズムが出始める。徐々にペースを握ると前半33分、中盤でのボール奪取から竹村がドリブルでゴール前に抜け出しGKと1対1に。たまらず相手キーマンでもある選手が反則で止めイエローカードで退場、PCを獲得した。
PCは少しもたついたものの、左から崩してエンドライン際から吉川が中央へラストパス。山口がすらしたボールを最後は岡田が押し込んで同点に追い付いた。
更にMetroの勢いは止まらない。1人少ない相手に対し前半終了間際の35分、中央からカウンターで2対2の形を作ると星の巧みなドリブルからボールは前線の岡田へ。DFをかわしながらリバースで放ったシュートが逆サイドのボードに吸い込まれる。岡田の2得点の活躍によりわずか2分で逆転に成功。Metroがリードを奪って折り返す。
後半に入ってもペースはMetro。前線から内山、小比賀らが果敢にプレスをかければ、左サイドでは大橋敬左、清水が相手のストロングポイントである右サイドをしっかりと封じる。完全に流れを握ると、後半10分、またも左サイドを崩し吉川がラストパス。
DFとGKの間をすり抜けたボールはゴール前でフリーになっていた徳島へ。徳島はソムリエがワインを注ぐかのように丁寧にボールをゴールへ流し込んだ。3-1。
これで試合は決したかと思ったが、ここから東京ガスが王者の意地を見せる。
前半からのハードワークでやや疲れの見えてきたMetroを攻め立てると、後半20分PCを奪われてしまう。ファーストシュートはGK斎藤が防いだものの足下に転がったボールに逸早く反応したのは東京ガスFW。強引にゴールへねじ込まれて1点差に迫られる。
リードを守りきりたいMetroだったが、後半26分に更なる失点を喫してしまう。両チームともやや足が止まり、DFラインと中盤が間延びしたことで、カウンターの応酬に。Metroもチャンスは得るものの決めきれずにいると、東京ガスの逆襲を許す。カウンターからボールを繋がれるとサークルトップから強烈なリバースシュートを叩き込まれ同点に。
最後までプライドを賭けた攻防が続いたもののこれ以上の得点は生まれず、今季2度目の東京ダービーも引き分けに終わった。
勝ち越したあとの試合運びなどには課題を残したものの、一人一人が気持ちを出した熱いゲーム、来季の優勝という大きな希望を抱くには充分な一戦となった。
これで今季の公式戦は全て終了。来季も全員で東日本リーグの頂点目指してつきすすんでいきます。
最後になりましたが、今季応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。来季も引き続き厳しくも暖かい…いや、熱い応援を宜しくお願いします。