東京近郊にあるインターナショナルスクールのホッケーの試合(対抗戦)を昨年12月から数回にわたり審判としてお手伝いしました。
インターナショナルスクールでは女子高校生(日本でいう中3~高3) の冬季スポーツの一つとして行われるホッケー。
ASIJ(American School in Japan)、YIS(Yokohama International School)、CAJ(Christian Academy in Japan)、BST(British School in Tokyo)の4校が、例年ホッケーシーズンである11月から2月の間、強さを競い合っています。
2月3日はシーズンを締めくくる、4校で優勝を競うトーナメントが実施されました。
試合前集合し、各校オリジナルのチャント(掛け声)でボルテージを上げた各チームは、よく走り、よく守り、 熱戦を繰り広げていました。いずれの試合も4校の今季の順位が決する真剣勝負。チームを鼓舞する言葉が英語で内外からよく飛び交っていたことも私たちには印象的でした。
ホッケーは熱くなればなるほどラフプレーが多くなりがちなスポーツです。 真剣で熱くなるからこそ、オブストラクションやアップボールもしばしば起きます。公平で安全な試合になるよう笛を吹くだけでなく、彼女達が楽しくプレーできるために、ルールへの理解を促すことも審判の重要な役割だと感じました。
この日はシーズン最後の試合。
特に上級生にとっては引退試合となり、思い入れが強いものとなっています。勝つ喜びや負ける悔しさを感情豊かに分かち合っている姿に、私達も熱くなりました。
何より、彼女達が白い息を吐きながら真剣にボールを追いかけ、ホッケーを楽しんでいる様子を間近に見ることができて嬉しく感じました。
試合後お互いの健闘を称え合う姿や掛け声など、日本ではなかなか見られないスタイル。先日の試合の時には屋内でピザやチリビーンズ、フルーツ、ココアなどが振る舞われていたのも海外文化ならでは。域内の独特な雰囲気も相まって外国にいるようなひと時を味わうことができます。
審判のお手伝いをさせていただくことで、彼女達がホッケーを楽しめることは、日本でのホッケーの普及にも繋がると思います。
元々は昨年11月の駒沢ホッケーフェスタ2017にYISの生徒が参加してくれたのが縁で始まった今回の審判。
普段ホッケーをしていてもほとんど接することがなかったインターナショナルスクールホッケーの世界。そこでは技術の巧拙などは二の次で、真剣に白球を追い、仲間と喜びや悔しさをわかち合う姿に溢れ、まさにスポーツの原点を見た気がしました。
日本の大学に進学する生徒も少なくないと聞きました。
近い将来、彼女たちがまたホッケーに接し、どこかでご一緒できることを願っています。
微力ながら引き続きお手伝いしていきますので今後ともよろしくお願いします。
2017/12/8 YC&AC(Yokohama Country & Athletic Club 横浜市)
2018/1/13 ASIJ(調布市)
2018/1/16 ASIJ
2018/2/1 ASIJ
2018/2/3 YC&AC にてそれぞれ実施