社会人王座決定戦 3位決定戦
◯Metro Tokyo HC 4-3 伊万里クラブ(佐賀県)
(1-1、1-1、2-0、0-1)
1Q 8分 ※伊万里ク 0-1
1Q 9分 大橋賢人 1-1
2Q 23分 浅見太紀 2-1
2Q 29分 ※伊万里ク 2-2
3Q 31分 毛利大喜(松田崇史)3-2
3Q 38分 山口広基 4-2
4Q 51分 ※伊万里ク 4-3
MOM:斉藤晃世
前日岐阜朝日クラブに大敗したMetro、この日は前日に三菱ケミカル坂出に惜敗した九州チャンピオン・伊万里クラブとの対戦。東日本チャンピオンとしてなんとしても勝利が欲しい一戦。
試合は開始早々から果敢に攻め合う展開になる。
1Q、まず最初のチャンスはMetro。3分、DF徳島からの縦パスを相手DFが弾くとボールはフリーのFW小比賀の前へ転がる。しかし振り抜いたリバースシュートはミートできず、GKにセーブされる。
4分、今度は伊万里クラブ。
左サイドをワンツーで崩され、サークルイン、角度のないところからリバースで打たれるもここはGK斉藤が危なげなく止める。
更に8分にもカウンターからサークルインを許し、今度は右サイドからシュートを打たれるもここも斉藤がナイスセーブでゴールを許さない。
しかしこの直後まさかの展開となる。
マイボールのビハインドから徳島が右へ展開したボールをサークル内に残っていたFWがカット。サークルトップからフリーでシュートをうだれ、さすがに斉藤も成す術なく痛恨の失点。思わぬ形で先制を許す。
しかし、ここで下を向かないのがMetro。
9分、カウンターから敵陣中央で反則を取ると、京谷の素早いリスタートからフリーの飯高へ。飯高のリバースシュートを詰めていたFW大橋がゴールに押し込んであっという間に追い付く。
1Qはこのまま1-1で終了。
2Qは19分、21分と立て続けにPCを取られる嫌な展開。しかし、相手のフリックは斉藤が、4枚目に入ったDF萩中がファインセーブを見せる。
すると23分、徳島からの縦パスを相手が弾くと、飯高が素早くボールを奪い、DFをかわしてシュート。これをゴール前に詰めていた浅見が押し込んでMetroが2-1と勝ち越しに成功する。
2Qはこのまま終わるかと思われた29分、クリアボールを左から打ち込まれると、エンドライン際の選手に渡る。クロスかと思い僅かに空いたコースにシュートをねじ込まれ、再び試合は振り出しに戻る。
3Qは今度はMetroが逆襲。
31分、右サイドに流れてボールを受けたFW松田がフェイントを織り混ぜたドリブルで相手を翻弄、ヒットでサークルへボールを入れると、僅かに相手が触れて流れたボールはフリーのMF毛利の元へ。これをダイレクトヒットで撃ち抜いて3-2とMetroが再度勝ち越しに成功する。
更に38分、FW大橋がPCを奪うと、MF山口がリバースを振り抜く。相手のスティックに当たって浮いたボールが絶妙なループになってゴールに吸い込まれる。
これで4-2とこの試合初めて2点差をつける。
しかし、これで安心したか、ここからは相手に完全にペースを握られ、次々と自陣に攻め込まれる。
ここに立ち塞がったのは、前日7失点の雪辱に燃える、守護神の斉藤晃世。
41分、早いリスタートから右サイドエンドラインを使われ、中央へラストパス。これをダイレクトで合わせられるも、近距離からのシュートを体を張って斉藤がセーブ。更にこぼれ球をリバースで打たれるも、これも斉藤が抜群の反応で弾き出す。
圧倒的に攻め込まれながらも2点リードしたまま3Qを終える。
迎えた最終4Q、Metroはスタートからとばしてきた疲れが出たのか動きが重くなる。
51分、PCを許すと、相手のフリックは見事にゴール右上隅に突き刺さる。これはさすがに守備陣はノーチャンス。4-3と1点差に詰め寄られる。
更に押し込まれる時間が続くものの、キャプテン萩中がDF宮坂が、DF居島が気迫の守備でゴールを死守する。
58分には右サイドからのパスを受けた毛利がカットインして久しぶりのシュートを放つ。これはGKにセーブされるも、Metroは最後の力を振り絞る。
59分、松田が老獪に左へ流れながらボールをキープ。見事に時間を使いきって試合終了。
伊万里クラブは若くスピードもテクニックもある好チームでしたが、Metroは苦しみながらも東日本チャンピオンとしての意地を見せられたゲームだったと思いますし、来年以降にも繋がる良いゲームになりました。
これで今シーズンは男子全3チームは公式戦終了となります。応援してくれた皆様、ホームページに足繁く通ってくださった皆様、ありがとうございました!
また来年、一歩また前に進めるように頑張ります。
引き続き応援、サポートを宜しくお願いします。
ブルーフィールド朝日(岐阜県)にて