2020年8月22日品川区オンラインホッケー教室

本日は品川区オリンピック・パラリンピック準備課と(公財)品川区スポーツ協会が主催するオンラインホッケー教室のお手伝いをしました。

例年、品川区内の学校の校庭や公園施設といった屋外で行われているホッケー教室ですが、今年はコロナの影響により新しい取り組みにチャレンジ。インターネットを利用したオンラインでのホッケー教室の開催となりました。

メトロのジュニアチーム、品川HC2020、駒沢HCも3〜6月は屋外で集まる活動ができない代わりに、オンライントレーニング「ニコニコほっけースクール」を実施していたことがあり、その経験が基で今回品川区さんからお声がけをいただきました。

実施までに数度の綿密な打合せやリハーサル。
オンラインで初心者相手となると、スティックやボールはどうするのか、とか、狭い室内で何ができるのかといった教室の内容はもちろん、不慣れな配信環境など技術的なハードルも多く、「ニコほ」とは異なる悩みがとても多かったですが、経験豊富なジュニアのコーチと技術に明るいメンバーの英知(?)を結集。
また品川区さんやスポーツ協会さん、東京都ホッケー協会さんの手厚いサポートもあり、ぶじ実施に漕ぎつけられました。

オンライン教室当日。配信を行なう品川区役所会議室に関係者とメトロのスタッフ数名、元さくらジャパンの藤尾香織さんが集合。
今回は藤尾さんと品川HC2020の前田が進行役で、サポートするメトロの選手たちがリモートコーチとして各自宅から参加する布陣です。
10:30。いよいよ参加者100名超の大規模なオンラインホッケー教室がスタートしました。

参加者の9割はホッケー未経験の方たちでしたので、スティックやボールを家庭にあるもので製作する「工作の時間」を設け、道具を作るところから始めました。
ビニール傘の柄をスティックに見立てて、新聞紙やアルミホイルでボールを作り、リモートコーチからの合図にあわせてホッケー体験。
各家庭の限られたスペース、手づくりスティック&ボールでも楽しめるメニューでホッケーに親しみました。
また「ニコほ」で実施した、ホッケー×エクササイズ→「ホケササイズ」も今回は品川音頭に合わせて実施。思いのほか好評で、短い時間でしたが楽しんでいる様子が画面・モニターから伝わってきました。

カラダを動かしたあとはオンラインという環境を活かし、みんなが投票で参加できるホッケークイズ大会を開催。想像以上に正答率が高く、ホッケーの広まりも感じられました。
そして最後は参加者が準備した、サムライジャパン、さくらジャパンへの応援メッセージを一斉に披露。日本代表に届け!と、バラエティに富んだメッセージが画面いっぱいに広がり、盛会裏に教室はお開きとなりました。

100人規模のオンライン教室は、もちろん初めてで、事前打ち合わせ・前日リハーサル・当日最終確認と念入りに行いましたが、教室開始直前まで調整を繰り返し冷や汗ものでした。それでも参加者からチャットに書き込まれた感想「楽しかった!」、「また参加したい!」といった言葉に胸を撫で下ろし、「ニコニコほっけースクール」で培われたリモートコーチたちの臨機応変な対応にも手ごたえを感じました。
この経験を今後に活かしていきたいと思います。

最後に、このような貴重な機会を頂き、また多大なサポートを頂きました、品川区、品川区スポーツ協会、東京都ホッケー協会の皆さまに厚く御礼申し上げます。

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