高円宮牌2023ホッケー日本リーグ男子H2 大井ホッケー競技場メインピッチ
●フリークス東京 2-2(0-1、1-0、0-1、1-0) 東京農業大学
1Q 7分 0-1 ※東京農大 FG
2Q 10分 1-1 加藤大椰(米田一輝)FG
3Q 14分 1-2 ※東京農大 PC
4Q 9分 2-2 古里竜二(堀将典)FG
シュートアウト(SO)戦 2-4
1 森絋之◯ 1 ※東京農大×
2 高橋洋介× 2 ※東京農大◯
3 糸賀俊哉◯ 3 ※東京農大◯
4 石井汰一× 4 ※東京農大◯
5 ※東京農大◯
ホーム2連勝ならず。東京ダービーはシーソーゲームの末、SO戦で敗れる。
日本リーグ2023の3戦目の相手は、学生リーグでも好調な東京農業大学。個性派が揃う相性の悪い相手だが、昨日の勝利の勢いをそのままに、ホーム大井での東京ダービーを制したいところ。
東京都ホッケー協会の和田元会長と右川代表理事による始球式が執り行われ、フリークスサポーターと東京農大応援団との声援が入り交じる中、フリークスのセンターパスで試合が開始される。
1Q、FB・MFの組立てから攻め所を伺う東京農大に対し、フリークスは内側を固め外から攻めさせ、FB#30、#14山下、#45朝倉の固い守備で取り切るという展開が続く。最初に訪れたチャンスはフリークス。4分右サイドから攻め上がり、FW#19石井のタップシュートをFW#16糸賀が上手くシュートコースを変えるも、惜しくもクロスバーの上。昨日に続き流れはいいと思ったのも束の間、7分東京農大の日本代表候補柏木に個人技で左サイドを割られると、そのままリバースシュートを叩き込まれ、先制を許す0-1。失点の多い1Q、集中はしていたが、、、相手が上手かった、切り替えよう。更に8分隙を突かれGKとの1対1の場面を作られるも、守護神GK#1清水の好セーブで悪い流れを断ち切る。何とか同点に追いつきたいフリークス。13分に獲得したPCでは、FW#45朝倉のフリックシュートは相手GKに阻まれてしまう。2日連続の得点とはならなかった。先制は許したものの、それほど悪くない立ち上がりの第1Q。
早い時間帯に追い付きたい2Q、フリークスは徐々にポゼッションを高め、相手サークルに牙を剥く。2分FB#14山下の打ち込みに反応したFW#36古里のタッチシュートは相手GKの好セーブで得点には至らない。ここから、老獪なMF#33山口、視野の広いMF#10高橋を中心にパスが回り始め、徐々にフリークスペースとなる。すると、10分中盤でパスを受けたMF#11米田が倒れ込みながらゴール前にフィードすると、FW#7加藤がマークを搔い潜った見事なタッチシュートでゴールネットを揺らし、同点に追い付く1-1。大井会場が大いに沸く。しかし、運動量に勝る東京農大に対し、13分FW#45朝倉が体で相手を止めてしまいグリーンカードで一時退場。またしてもカード。フェアプレーを心掛けたい。それでも、15分東京農大のPCも集中を切らさずブロックし、前半を同点で終える。
ハーフタイムに東京農大応援団名物の大根踊りによるエールを受けて始まった後半の3Q。勝ち越したいフリークスは、うまくプレスが機能し、東京農大に攻める隙を与えず、均衡した展開が続く。2分相手のミスで得たPCは、MF#6小堀の強烈なフリックシュートは惜しくも左ポストの外。5分FB#14山下からの打ち込みに反応したFW#19石井のリバースタッチもクロスバーの上。徐々にフリークスペースに傾きつつあった中、8分MF#13堀の背後からのスティックチャージでイエローカード5分退場。風向きが変わリ始める。東京農大にサイド攻撃が猛威を振るい、PCを許す展開となる。11分東京農大のPCは森永のフリックを1番騎FB#34新井がスティックに当て何とか枠外へ。しかし、14分のPCでは、昨日当たりに当たったPOMのMF#23時田でも防げず、勝ち越しを許す1-2。
最終4Q、MF#10高橋を中心に攻め所を探るも、なかなか攻撃の糸口がつかめず、惜しい時間が過ぎていく。しかし、9分FB#45朝倉が前線にボールを放つと、FW#7加藤が逸らし、うまくフリーでスペースに抜け出したMF#13堀に繋げエンドラインをえぐると、ゴール前に詰めていたFW#36古里がパスに飛び込み、劇的な同点ゴール2-2。数少ないチャンスをものにした、起死回生のエクセレントゴール。残り6分、東京農大の猛攻に劣勢を強いられる。14分東京農大のPC、こぼれ球のヒットシュートを叩き込まれ、万事休すかと思われたが、サークル外に一度出ていないとの判定でノーゴール。2-2のまま、SO戦に突入する。
SO戦を託されたのは、MF#8森、MF#10高橋、FW#16糸賀、FW#19石井、MF#6小堀、そして守護神GK#1清水。GK#1清水のセーブで一時リードするも、後続が続かず2-4で敗戦。
取られては取り返す、展開としては面白く、気持ちの入ったナイスゲーム。序盤3戦は1勝1敗1SO負の勝ち点4。昨シーズンの課題を徐々に克服し、チームの雰囲気も上々。一歩ずつ進歩していると胸を張ろう。
2日間に渡り、応援に来てくださった方々、ドリンクなどの出店をしてくださったなぎさの会の皆さま、会場運営に携わっていただいた方々、誠にありがとうございました。沢山の応援と励ましのお言葉で最後まで走り抜けることができました。
次戦は島根県奥出雲町へ遠征となります。そして、次回のホーム戦は7/22、23となります。更にレベルアップして、面白く楽しい試合をお見せできるよう、精進して参りますので、引き続き応援を宜しくお願いします。
公式試合記録(ホッケー日本リーグサイト)※出場選手や試合動画も確認できます。
https://hjl-hockey.tv/match_detail/?matchID=2451
大井ホッケー競技場メインピッチ(東京都品川区)にて