先々週の福井、先週の宮城に続き、今週末は三重県名張市におじゃましてきました。
ご存知の通り、三重県では今年国体の開催が予定されていましたが、残念ながらコロナの余波を受け中止となりました。三重とこわかカップは三重国体でホッケー会場となっていた、はなの里スタジアム(名張市民ホッケー場)を舞台に三重県ホッケー協会さんが主催、国体実行委員会が共催として行われた2日間の大会で、一般男子の部にフリークス東京が招待をいただきました。
1回戦は名古屋フェニックスさんとの対戦。元日本代表の有名選手と若手選手が融合した難敵で、フリークスのチームメイトであるGK森嶋も所属。この日は敵味方として合まみえることになりました。
試合は予想通り、名古屋の巧みな試合運びによってペースがつかめず苦戦。シュートまで持ち込めても「チームメイト」森嶋が最後に立ちはだかります。0-0で迎えた最終第4Q、PCのチャンスをなんとか望月が決め、1-0で辛勝し、翌日の決勝戦に駒を進めることができました。
会場のはなの里スタジアムは丘の上にあり、市街や山並みが一望できる素晴らしいホッケー場です。紅葉の時期でもあり、紅や黄に彩られた山々を観ながらホッケーが楽しめる羨ましい環境でした。
翌日の決勝戦は、地元三重クラブさんとの対戦。前日の森嶋に続き、三重にもフリークスのチームメイトである古里がおり、また国体開催に向け何年も強化を重ねてきた強豪チームです。
直前に行われた一般女子の決勝では、同じく地元三重クラブがSO戦の末勝利し、応援に駆け付けた多くの観客のボルテージも最高潮。男女優勝への期待がこちらにも伝わってきます。試合は、前半は一進一退の攻防。後半はフリークスがペースを掴みますが、相手GKを中心とした堅い守備をこじ開けることができず、前日と同様0-0で最終第4Qへ。
残り6分。中央の山口からボール受けた右サイドのマーティンがサークルトップで反則を奪うと、すかさずドリブルリスタートでサークルへ侵入しGKと1対1に。角度のない位置からスウィープのモーションで相手GKを寝かせると、技ありのチョップヒットでゴールネットを揺らしました。
この得点が決勝点となり、なんとか1-0で勝利。優勝することができました。
メトロとして初めての三重遠征でしたが、多くの大会ボランティアの方々の温かいご対応、雰囲気を高めるのぼり旗やBGM、たくさんのお土産までいただき、記憶に残る素晴らしい大会になりました。
何より三重県ホッケー協会の塩澤さんをはじめとした皆様の熱い想い、何年にも渡る国体開催に向けた情熱を肌で感じることができ、五輪が終わった東京に重ねて、ここからがホッケーが地域に息づくスタートだと刺激を受けました。
お招きいただき、また貴重な経験をさせていただき心より感謝いたします。ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
はなの里スタジアム(三重県名張市)にて