東日本リーグ第4戦 明治大学八幡山グラウンド(世田谷区)
◯Metro Tokyo HC 3-2 栃木NEX
(前半0-2)
得点者:吉川竜、徳島竜太、鷲田剛
盛夏らしい蝉時雨の中、八幡山グラウンドで迎えた第4戦、相手は昇格1年目の栃木NEX。優勝の芽を残すためには取りこぼしが許されない一戦。
しかし、立ち上がりからどことなく動きが緩慢でペースを掴めない。
前半10分、相手センタリングをサークル内で止めきれずPCを取られる。ニアからタッチシュートを決められ先制を許してしまう。
更にその2分後にも相手の個人技からサークル深くに侵入され混戦から押し込まれあっさりと追加点を奪われ0-2と重いビハインドを背負ってしまう。
ようやくエンジンがかかり始めたMetroもここからポゼッションで優位に立つが、単調な攻めを繰り返しなかなか決定機をつくることができない。
前半終了間際には関口が個人技からサークル内に侵入するが、シュートは僅かに左に外れる。結局前半は0-2のまま終了。暑さと湿気がより重たく感じるハーフタイムとなった。
仕切り直しの後半、思い出すのは前節同じように2点ビハインドから追い付いた東京ガス戦。
再現を…いや、今度こその逆転を目指して果敢に仕掛ける。
ギアチェンジはすぐに実を結ぶ。
後半5分、前半は見られなかったテンポの良いショートパスで中央を崩しサークルへ侵入し、最後は吉川がきっちりゴール右に流し込み1点を返す。
ここから更にプレッシャーを強め、清水・吉川を中心に中盤を支配する。
次に点が動いたのは後半20分、右サイドでの接触プレーで相手の集中が切れた隙を見逃さず、徳島がドリブルでサークルに突進、そのまま一人でゴールをこじ開ける。ついに同点。2-2。
キャプテンの意地のゴールでようやく重苦しい空気を振り払いゲームを振り出しに戻す。
残り15分はお互いノーガードでの打ち合いに。互いにPCをとるもののゴールは許さない。残り7分、メトロはFWの枚数を増やして勝ちへの執着を見せる。
実ったのは33分、右サイドからの打ち込みがこぼれたところを鷲田剛がキープ、渾身の力を込めたリバースシュートがゴールネットに突き刺さる。その瞬間ベンチ全員が立ち上がりガッツポーズ。これまでも終了間際に数々のドラマをつくってきたMetroらしい劇的な勝利で苦しみながらも今季2勝目をもぎ取った。
反省点は多くありますが厳しいゲームを勝ち切れたことがなによりの収穫となりました。
これで今季2勝1敗1分。
残り2戦もしっかり勝ちきるべく修正していきます。
厳しい気候の中グラウンドに足を運び熱い声援をおくってくれた皆様、応援ありがとうございました。