SOMPOチャレンジカップ エキシビションマッチ
駒沢オリンピック公園第一球技場(世田谷区)
●メトロmix HC 1-2 Brave Fox○
(0-0、0-0、0-2、1-0)
3Q 3分 (BF) 0-1
3Q 8分 (BF) 0-2
4Q 3分 高橋映莉花(瀧澤育未) 1-2
メトロmix シュート13本 PC4本
Brave Fox シュート9本 PC1本
少々肌寒いものの天候にも恵まれたなか、SOMPOチャレンジカップのエキシビションマッチでメトロの社会人女子チーム「メトロmix」の今季初ゲームをおこないました。
対戦相手は昨年11月の駒沢ホッケーフェスタで惜敗を喫したBrave Fox。17名の選手達が「東京ダービー」第2戦目に臨みました。
【1Q】
立ち上がりは一進一退の攻防が続き、メトロの初シュートは11分。SW河村を中心としたDFラインからのアウトレットで右サイドを崩し、RW山下の打ち込みをLI遠藤が合わせるが惜しくもゴールならず。 14分には相手サークル手前からのリスタートより、CF瀧澤がリバースヒットを放つも相手GKの好セーブに阻まれる。
【2Q】
6分、序盤Brave Foxに押し込まれる展開からシュートを打たれるも、GK堀部がことごとくセーブ。アタックを凌いだメトロmixは反撃に出る。9分、連続PCをとりSW河村のヒットで狙うが、またしても相手GKの好セーブに阻まれ得点ならず。2Qが終わり互いにチャンスを活かせないまま0-0のスコアレスでハーフタイムを迎えた。
【3Q】
開始3分、遂に試合が動く。先制はBrave Fox。攻めあぐんでいたメトロmixが前がかりになったところをターンオーバーされ、カウンターから失点し0-1。その5分後にはロングコーナーより崩されてしまい、連続失点で0-2。2点のビハインドを追う苦しい展開となったが、2失点で踏ん張り反撃の機会をうかがう。10分、相手陣地23m付近での混戦からRI八田がボール奪取し、華麗なドリブルで相手守備を交わしFWの遠藤へラストパス。サークル内に持ち込みヒットシュートを打つが枠を捉えきれず惜しくもノーゴール。そのまま0-2で勝負の最終Qに。
【4Q】
早い時間にまず1点が欲しいメトロmixは3分、PCを獲得。ヒッター河村のシュートはクリアされるもメトロmixのポゼッションは続き、サークル内に持ち込んだところを瀧澤が倒れこみながらヒットシュート。そのボールをLW高橋がGKの前で触り、コースを変えて見事ゴール!
点差は1点。残り時間もまだ10分以上もあり、追い上げムードでチームの雰囲気は最高潮。流れはメトロmixのまま、守りに入った相手に対し猛攻を仕掛ける。残り3分となったところではPCを含み3本のシュートを放つも得点につながらず。無情にもホーンが鳴り、1-2のまま試合終了。
互角以上の内容を繰り広げただけに、多くチャンスをモノにできなかった事、そして3Qの2失点がなんとも悔やまれるゲームとなりました。昨年敗れた試合のリベンジとはなりませんでしたが、メトロmixは活動開始1年。まだまだメンバーが固定されているとは言い難い状況で、この日も初めて参加してくれたメンバーも多い中、大善戦ともいえる誇れる内容だったと思います。
選手もはじめは遠慮がちでしたが、試合が進むごとに積極的に意見交換し、PC獲得や得点シーンでは一緒に喜びを分かち合う姿も見られました。
現在社会人の女子選手がプレーを続けていく環境は、一部のトップチームを除きまだまだ充分とは言えません。
私たちメトロ東京ホッケー&アスリートクラブは、メトロmixの活動を通じて、女子選手が社会人になってもレベル問わず、永続的にホッケーを楽しめる環境をつくっていくための活動をおこなっています。
リーグ戦やトーナメント戦等の定期的な公式戦はまだありませんが、発足したばかりのチームをクラブ全体で大切に育てていきたいと思っておりますので、選手の皆さん、サポートいただける方の積極的なご参画、ご支援を引き続きよろしくお願いいたします。
ちなみにこのゲームのあと、会場に来られた子どもから大人を対象としたホッケー体験教室をおこないました。
メイン講師はこの日メトロmixの選手として出場してくれた遠藤里菜さん(元ホッケー女子日本代表さくらジャパン)が、またメトロmixの他の選手も全員サポートに回り、短い時間でしたがホッケー教室も大盛況でした。
最後になりますが、このような貴重な機会を設けてくださった一般社団法人ホッケージャパンリーグさん、東京ホッケー協会さんにこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
引き続きよろしくお願いいたします。
駒沢公園ホッケーグラウンド(世田谷区)にて