東日本リーグ第4戦 早稲田大学東伏見グラウンド
◯Metro Tokyo HC 10-0（0-0、4-0、4-0、2-0）静岡クラブ
2Q 16分 1-0 飯高智大（矢ノ下琢己）
2Q 18分 2-0 徳島竜太
2Q 22分 3-0 飯高智大（高橋達也）
2Q 28分 4-0 松田崇史（小比賀信吾）
3Q 36分 5-0 井上友太（京谷一輝）
3Q 40分 6-0 京谷一輝（居島可寿也）
3Q 41分 7-0 京谷一輝（竹村圭史）
3Q 44分 8-0 松田崇史（居島可寿也）
4Q 54分 9-0 松田崇史（植村彰人）
4Q 58分 10-0 徳島竜太（萩中克章）
MOM 飯高智大
台風一過の酷暑の中迎えた第4戦の相手は静岡クラブ。
現在、首位の東京ガスとは勝ち点で並ぶものの、この日、東京ガスが白根クラブに不戦勝（5-0勝利扱い）したことで、得失点差は7点のビハインド。勝利は勿論、大量得点が欲しい一戦。Metroは前節に続き22人を揃えて試合に臨む。
1Q、果敢なプレスでボールを奪い、速攻を仕掛けるものの、得点への意識が強すぎるのか縦一辺倒となり、エンドラインを割るシーンが目立つ。
終了間際にこの試合最初のPCを奪うものの、山口広基のリバースシュートは僅かに枠を外れる。
この嫌な空気を吹き飛ばしたのがこの日の主役・飯高智大と矢ノ下琢己のルーキーコンビ。
2Qの最初のプレイ、高橋達也がワンツーで右サイドを崩し、エンドラインで待つ矢ノ下へ、矢ノ下からのクロスを待ち構えたのは飯高。丁寧にゴールへ流し込み、待望の先制点。これが飯高にとってもMetroでの嬉しい公式戦初ゴール。
ここから堰を切ったようにMetroのゴールショーが幕を明ける。
18分、今度は飯高がサークル内で倒されてPCを得ると、徳島竜太のタッチシュートは一度は相手GKに防がれたものの、こぼれ球を徳島が自ら押し込んで2点目。
更に22分、カウンターから右サイドを駆け上がった高橋がハーフラインを過ぎたあたりからサークル内へ最高のスルーパス。これを裏に走り込んだ飯高が華麗なワンタッチシュートを決めて3点目。
更にFW小比賀信吾、竹村圭史が立て続けにシュートを放つなど攻撃の手を緩めない。
28分、左サイドの植村彰人からエンドラインにポジションをとった小比賀へパス、最後はクロスを受けたCF松田崇史が叩き込んで4点目を挙げる。
ここまでMetroは60ヤードでのプレスを主体として守っていたものの、3Qからはフルプレスに切り替えて更なる得点を狙う。酷暑の中、12人でこの試合に臨んだ相手に対し、常にフレッシュなメンバーを送り込む22人体制のMetro。この人数の差も如実に現れ始める。
33分に宮坂健吾、34分に植村がサイドをえぐったドリブルに相手はついてこれず、立て続けにPCを奪う。これは得点に至らなかったものの、36分、素早いリスタートから植村、エンドライン際の京谷一輝へと繋ぎ、クロスをFW井上友太がワンタッチでゴールに流し込む。これで5点目。
続く40分、リスタートからのボールをサークルトップ付近で受けた京谷がサークルに入りリバース一閃！豪快にゴール右上に突き刺し、この日一番のドヤ顔を披露する。
更に1分後、松田からのクロスから竹村がシュートを放つとこれを京谷がコースを変えてゴールに流し込む。京谷の2ゴールであっという間に7-0に。
44分には若手だけに良い顔はさせられないとオーバーラップしてきたチーム随一の強面、ベテラン居島可寿也がドリブルでサークルに切り込み豪快なヒットシュート！…を松田がゴール前で軌道を変えて追加点。2Qに続きこのクォーターでも4点を挙げた。
4Qはハットトリックを目指してスタートから飯高を送り込む。しかし51分、飯高がゴールへのシュートではなく、相手へのタックルを見舞ってイエローカード、ハットトリックの希望はあっさりと潰える。
前がかりになったことでボールが後ろに抜けるピンチも生まれたが、最終ラインを統率する主将の萩中克章がこの日も相手を圧倒、キレのある動きを見せた宮坂らと共に相手に隙を与えない。
すると54分、FWに入った吉川竜が中央から右に流れ、エンドラインの植村へ、これをゴール前で待ち構えた松田がタッチで決めて9点目。飯高が退場席で燻る中、ハットトリックを決め、貫禄を見せつける。そしてゴールショーの締めくくりは58分、萩中がパスカットから猛然とゴールに向かってドリブル。敵をひきつけて出したラストパスを徳島がダイレクトヒットでゴールに叩き込んで10点目。
Metro史上東日本リーグで初の2桁得点。許したシュートは1本のみの完勝。得失点差で東京ガスを抜いて首位浮上と最高の一戦になりました。
リーグ戦はあと2つ。次戦は9月の新潟CREA戦です。
9月には全日本社会人ホッケー選手権（茨城）もあり、いよいよシーズンも佳境です。
上位を目指して夏合宿で仕上げていきますので、引き続き応援宜しくお願いします。
早稲田大学東伏見グラウンドにて
