2019年8月31日Blue Panorama HC関東社会人リーグ vsアレッサ横浜HC

関東社会人リーグ1部 第4戦 駒沢オリンピック公園第一球技場
△Blue Panorama HC 1-1(0-0、0-0、0-1、1-0)アレッサ横浜HC(神奈川県)
3Q 42分 0-1 ※アレッサ横浜
4Q 48分 1-1 神長洋祐(松村明訓)

シーズン後半に入り、一部リーグでは激しい優勝争いが繰り広げられている。残りの試合がすべて上位チームとの対戦となるBlue Panorama(BP)は、一戦一戦が気を抜けない状況である。
第4戦目の相手はアレッサ横浜。昨年は終了間際の劇的ゴールで下したが、実力はほぼ互角である。1点をしのぎを削る展開が予想された。

両チームともにベンチ入り人数が20名を超え、まさに総力戦となった。
予想通り試合は拮抗し、両チームともにペナルティコーナー(PC)を決めきれない。先に均衡を破ったのはアレッサ。PCからのこぼれ球を押し込まれ、BPは先制を許してしまう。だがここで終わらない。数々のドラマを生み出してきたBPはラスト5分に同点に追いつく。さらに終了間際にPCを獲得し、期待通りのドラマの条件が揃う。しかし勝利の女神は微笑むことなく、引き分けに終わる。

[第1Q]
アレッサのセンターパスで試合が始まる。
最初に流れを掴んだのはBP。FW石井、唐澤、神長の息のあったプレスで相手を思い通りに攻撃させない。
3分、左サイドから唐澤がサークルイン。石井へとパスが繋がり、相手の足にボールがあたりPCを獲得。しかし、これは相手の1番騎に防がれ得点には至らない。
その後も終始アレッサを圧倒。DF道添、藤井、松村、矢ノ下が安定したディフェンスを見せ、相手をサークルに近づけさせない。
11分、中盤で相手のボールを奪った主将MF清水貴弘が一瞬の隙をついて、前線で待つFW関口のもとへパスをつなぐ。右サイドを勢いのあるドリブルでサークルインすると、相手の反則を誘い、再びBPがPCを獲得する。だが息が合わず失敗に終わる。

[第2Q]
両チームともに一進一退を繰り返す。
16分、アレッサに中盤でボールを奪われ、カウンターを受ける。最終ラインで1対1となるがDF菅原が落ち着いてブロック、危機を逃れる。
21分、再びアレッサに中盤でボールを奪われると、広いスペースからの攻撃で攻め込まれ、サークル内に打ち込まれる。あわやタッチシュートでやられたかと思われたが、GK清水佑樹が落ち着いて対処する。
ピンチは続き、24分、27分と立て続けにアレッサにPCを奪われるが、相手のミスに救われる。
流れを取り戻したいBPは28分、MF榊原からのパスをサークル前でFW関口がトラップし、サークルインを狙うが、アレッサDF陣を崩すことができない。

[第3Q]
戦況は互角。BPは確実にボールをつなぎサークル前まではボールを運ぶが、アレッサの堅い守りをこじ開けることができない。
33分、BPが前のめりになった隙をつかれてカウンターを受け、簡単にサークルに侵入を許してしまう。MF内山、勝又も懸命に戻り、ここは大事には至らない。
38分、39分、40分と立て続けにアレッサにPCを与えてしまう。DF矢ノ下がことごとく相手のヒットをブロックする活躍を見せるが、最後はゴールに押し込まれついに失点を喫してしまう。0-1。

[第4Q]
早い時間で追いつきたいBPは、得点への焦りから球離れが早くなる。それが功を奏しテンポのよい攻撃を見せ始める。
48分、敵陣右奥サイドからのリスタートから道添から内山へボールが渡り、サークルインのタイミングで相手の足に当たりPCを獲得する。これを清水貴弘と松村の巧みなパスで相手を崩し、最後は神長がタッチシュートを決め、試合をふりだしに戻す。1-1。
その後も攻撃の手を緩めずBPが積極的に攻撃を仕掛ける。
そしてラスト30秒。敵陣左奥サイドの高い位置で待っていた「職人」内山がパスを受けると、巧みに相手のファールを誘いPCを獲得する。同時に試合終了のホイッスルが鳴り、逆転へのラストチャンスにスタンド、ベンチともに大歓声が上がる。
だがしかし、勝利の女神は微笑むことはなかった。

今年は引き分けという結果に終わったが、間違いなく去年よりチーム力は強くなっている。一人ひとりの気持ちの入ったプレーは見ている人の心を熱くさせた。そして、失点しても落ち込まず、すぐに同点に追いついた様子は、まさしくチームコンセプト通りであった。

Be Passionate 情熱的に
Be Positive ポジティブに
Be Progress 進歩的に

2勝2分で迎える次戦は9月29日。大原ホッケークラブ戦(大井ホッケー競技場メインピッチ:品川区)です。
引き続き応援よろしくお願いします。

駒沢オリンピック公園第一球技場(世田谷区)にて

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