2019年10月20日Blue Panorama HC関東社会人リーグ最終戦vs静岡クラブ

関東社会人リーグ1部 第6戦 いすみ市大原グラウンド
○Blue Panorama HC 4-3(1-1、2-1、0-0、1-1)静岡クラブ(静岡県)
1Q 3分 1-0 唐澤央(神長洋祐)
1Q 14分 1-1 ※静岡クラブ
2Q 17分 2-1 多和田雄仁(鷲田剛)
2Q 20分 2-2 ※静岡クラブ
2Q 21分 3-2 内山雅友(多和田雄仁)
4Q 57分 3-3 ※静岡クラブ
4Q 58分 4-3 井上友太(松村明訓)

Blue Panoramaが劇的な勝利で関東社会人リーグ1部初優勝!
実力伯仲の1部リーグで昨年5位に終わった雪辱を見事に晴らしました。
以下詳報となります。

最終戦の相手は静岡クラブ。昨年まで一つ上の東日本リーグにいた強豪チームである。個々の能力は非常に高く、この日の参加選手は13人とBPに比べ控え選手は少ないが、難敵であることに変わりない。一方BPは新加入の香港人DFデレク、MF南村の2名含む選手21名の厚い選手層を武器に強敵に立ち向かう。

今シーズンのBPはここまで2勝3分で暫定4位の位置にいる。
しかし、これまで上位4チームが熾烈な優勝争いを繰り広げ、暫定1位から4位まで勝点差は僅かに2。
今回の試合に勝てばBPが優勝し、勝てなければ暫定1位の大原クラブが優勝でBPは4位に沈む。偶然にも今回の試合会場は大原クラブのホームグラウンド。大原の選手が見守るなか運命の一戦に挑んだ。

[第1Q]
静岡ボールから試合が始まる。開始早々、BPはギアを上げて勝負を仕掛け、FW石井、唐澤、神長のセットが一体感のある動きで相手にプレッシャーをかけた。
3分、相手からボールを奪ったMF鷲田が右サイドからゴール前にパスを送ると、神長がダイレクトシュート。一度は静岡GKに弾かれるが職人FW唐澤がしっかりと間合いを詰めており、これを押し込んで早々に先制点を決める。(1-0)
続けて5分にロングコーナーからの素早いリスタートでDF松村から神長へ相手の隙間を縫う的確なパスが通る。これが相手の反則を誘いPCを獲得するが、主将MF清水貴弘のヒットシュートは不発に終わる。
11分、清水貴弘からの左サイドからのセンタリングがゴールポストに待ち構えていたFW中澤に繋がり、タッチシュートを放つがあと数センチのところで相手に防がれてしまう。
13分、これまで防戦一方だった静岡だが、右サイドからBP自陣に打ち込またボールが静岡FWに繋がり、リバウンドを押し込まれ失点を許してしまう。(1-1)

[第2Q]
17分、BPは右サイドからのセンタリングが相手の足に当たりPCを獲得する。ここをDF多和田が鋭いシュートを落ち着いて決めて再びリードを取り戻す。(2-1)
しかし、20分。静岡に中央でボールを奪われると相手MFがスピードを活かしたドリブルで、BP自陣左サイド深くまで一気に攻め込まれてしまう。DF前田が必死に食らいついていくがサークル侵入を許し、GK清水と一対一の場面を作られてしまう。一度は清水が好セーブするも、またもや強引に押し込まれ失点してしまう。(2-2)ゲームはシーソーゲームの様相を呈す。
激しい攻防を繰り広げるなか、21分にMF鷲田がドリブルで相手を翻弄し、PCのチャンスをたぐり寄せる。この好機を逃さないBP。MF内山のタッチシュートが綺麗に決まり、再びリードを奪う。(3-2)

[第3Q]
ポゼッションはBPの方が高いものの、所々のカウンターから静岡に攻め込まれる時間が続く。
32分、36分、37分、38分と立て続けに静岡にPCを奪われるが、DF道添が文字通りシュートを体を張って止める奮闘を見せ、事なきを得る。
その後、中盤から確実にボールをつないでサークル前まで運ぶBPだが、なかなかサークル侵入をさせてもらえない。
40分、中央でMF内山が粘り強く相手についていったところを背後からのタックルとみなされ、グリーンカードの2分間の退場処分となる。
BPが1人少ない状況となったところを静岡は見逃さない。43分、静岡FWがスピードを活かしてサークルに侵入し、DF多和田がブロックに入ったところをオブストラクションとみなされPCを与えてしまう。静岡のシュートはGKがいないコースに飛ぶが、4番騎に入った多和田が男気をみせてスーパーセーブでかき出す。
3Q終盤。ここを勝負どころとみた静岡が猛攻をしかけるも、BPはFWまで一丸となった気迫の守備で何とかゴールを死守。BPの1点リードで最終第4クオーターを迎える。

[第4Q]
残された時間は15分。BPはこのままリードを守り切れるか。
47分、BPはPCを獲得するが、DF多和田のシュートが浮いてしまい、反則(デンジャラス)となってしまう。51分、今度は静岡にPCを与えてしまうがここは相手のミスで救われる。
一進一退の攻防の中、このままスコアが動かないかと思われたが、残り3分。自陣23mライン中央での相手のセットプレーから隙をつかれてゴール前までボールが通り、ゴール正面でフリーになった静岡FWにタッチシュートを許し、痛恨の同点ゴールを与えてしまう。(3-3)
終了間際の失点に、選手、ベンチも落胆の色を隠せない。だが、幾度となく危機を脱してきたBPは期待を裏切らない。
失点直後の58分、FW厚川のリバースヒットが相手のミスを誘いPCを獲得する。DF松村、MF清水貴弘のコンビネーションプレーで相手を崩すと、今季Metroから加入した若武者FW井上がボールを受けてシュートを放つ。みんなの熱い想いを乗せたボールはゴールに吸い込まれ、四度勝ち越しのウィニングゴール!(4-3)
土壇場での勝負強さを見せつけたBPがそのままリードを守り、うれしいBPの初優勝で最終戦の幕は閉じた。

今回も最後まで結果がわからないドラマティックな展開に、観ている側はハラハラドキドキさせられました。BPは勝点3を獲得し、期初から掲げてきたリーグ優勝を見事達成しました。
思い返せば今シーズンは楽な試合は一つもなく、毎試合ギリギリの戦いでした。先制されても必ず追いつき、追いつかれても追加点を決める。勝負強く、最後まで諦めずに戦い続ける姿に多くの人に感動を与えました。

しかし、今シーズンはまだ終わっていません。次は東日本リーグ最下位チームとの入れ替え戦が待っています。これに勝てば関東社会人リーグの最高峰である東日本リーグに昇格することができます。
必ずや勝利しますので、引き続きご声援よろしくお願いします。

Be Passionate 情熱的に
Be Positive ポジティブに
Be Progress 進歩的に

今シーズンの大トリとなる入替戦は11月10日。東京大学学士ホッケークラブ戦(東海高校グラウンド:茨城県)です。

いすみ市大原グラウンド(千葉県)にて

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