2023年7月22日フリークス東京 ホッケー日本リーグH2第5戦 vsBlueSticks SHIGA

高円宮牌2023ホッケー日本リーグ男子H2 大井ホッケー競技場メインピッチ

●フリークス東京 2-3(0-1、0-0、1-2、1-0) BlueSticks SHIGA

1Q 11分 0-1 ※BS滋賀FG
3Q 1分 1-1 糸賀俊哉FG
3Q 2分 1-2 ※BS滋賀PC
3Q 13分 1-3 ※BS滋賀FG
4Q 1分 2-3 久保庭昌太郎(山下学)FG

灼熱のホームゲームは強豪相手に善戦するも惜敗。

日本リーグ2023の5戦目の相手は、H2で上位争いをする強豪BlueSticks SHIGA。昨シーズンの初顔合わせでは0-4で完敗した社会人チーム。ホームゲームでの声援を味方に何とか勝ち点を積み重ねたいところ。

始球式は、品川区を拠点に活動する品川ホッケークラブ2020に所属するジュニア選手とその親御さんの父子2組によるパス交換で執り行われる。当ジュニアチームはフリークスと同じNPO法人メトロ東京ホッケー&アスリートクラブが運営しており、エスコートキッズにも多く参加。会場が優しい雰囲気に包まれた始球式が終わると、一転フリークスサポーターの声援で会場が盛り上がり、BS滋賀のセンターパスで試合が開始される。

FW#16糸賀・#19石井を中心に前から積極的にプレスを掛ける。開始2分、FB#14山下から前線にフィードすると、サークル前でボールを収めたFW#7加藤がそのままサークル内左肩に持ち込みヒットシュート。両チーム最初のシュートは相手GKに阻まれるが、上々の滑り出し。しかし、試合巧者のBS滋賀はパスを組み立て徐々にペースを掴み、サイド攻撃を軸にフリークス陣内を攻め立てる。そんな中でも、フリークスは自陣内側を固く守り、MF#8森・FB#9橋本の明治コンビが中盤でピンチの芽を摘み、一進一退が続く。だが、11分、その固めた守備の裏を突かれる。BS滋賀がサークル内のフリークスDFの背後にスクープを落とすと、こぼれ球を押し込まれ失点。許したくなかった先制点。時間は十分にある、まずは追い付きたい。15分、フリークスはBS滋賀が前がかりになったところをショートカウンターでサークル内まで攻め上がる。一度相手DFに跳ね返されるが、MF#8森がサークル内でボールを拾い、BS滋賀の反則を誘いPC獲得。今試合初めてのPC。FB#45朝倉のフリックは惜しくもポスト右へ。直後、BS滋賀はBS滋賀の日本代表山﨑にボールが渡り、ゴール前でスイープシュートを放たれるも、GK#1清水が足でブロックしナイスセーブ。連続失点を防ぎ、1Qを0-1で終える。

同点に追い付きたい2Q。相変わらずBS滋賀ペースで試合が進むが、フリークスは粘り強い守備でサークル侵入を簡単には許さない。東農大コンビのFB#14山下・MF#33山口らが中盤から押し上げを図り、明治コンビのFW#28徳島・#26久保庭らが前線でボールを触る機会が増えてくると、6分FB#14山下のサークル内へのスクープをMF#24村山が絶妙に処理し、PCを獲得。FB#6小堀がフリックでゴール左上を狙うも、GKがセーブ。同点には至らない。11分、FW#19石井のドリブルに対し相手FBが溜まらずファール。これがグリーンカードの判定で2分間の退場。数的優位を活かしたいフリークスであったが、12分九州から駆け付けたFW#5中山が勢い余り過ぎて相手をプッシング。途中出場1分でのイエローカード。。。5分間退場となり、逆に数的不利を作り出してしまう。それでも、前半はしのぎ切り、0-1のまま前半を終了。

早く同点としたいフリークスは、後半3Q開始早々、運が舞い込んでくる。FB#9橋本から前線を狙ったロングフィードが、相手DFのスティックを弾き、更に2人目の相手DFもこぼれ球をトラップできず、ボールがFW#16糸賀の目の前に。サークルトップから得意のリバースヒットを振り抜くと、相手GKの股下をかすめ、ボールがゴールに吸い込まれ、1-1の同点。ラッキーな展開で生まれた同点弾となった。しかしその直後、FW#19石井が、サークルに向かってドリブルをする相手を後ろから倒してしまいPCを与えてしまう。そのPCで、相手フリッカーがプッシュシュートを左隅に放ち、GK#1清水が懸命にスティックを伸ばすも失点。僅か1分でまたも1点ビハインドに。ラッキーな時間は一瞬で終わってしまった。加えてアンラッキーなアクシデントが起こる。失点直後に許したPCで、相手シュートが主将MF#23時田の右胸を直撃、負傷退場となってしまう。ここで動揺せずチームを安定させたのがMF#33山口。老獪にパスを回し、ポゼッションを高めながら、チームのリズムを保つ。MF#時田がピッチに戻った12分、FB#9橋本・FB#6小堀と前にボールを繋いで、FW#19石井がサークルエンドを強引にエグッて、リバースヒットはゴール右へ外れる。逆に13分、BS滋賀の山﨑に強烈なリバースヒットを叩き込まれ、1-3とリードを広げられてしまう。15分、サークル内でFW#19石井が相手DFに倒されてPCを獲得。FB#45朝倉のプッシュシュートはゴール左に外れる。PCの決定率の差が、点差に響いてしまう結果に。残すは15分のみ。

最後の4Q。1分、FW#26久保庭がFB#14山下からサークル前に縦パスを受けると、ドリブルでサークル左肩に持ち込み、リバースヒット一閃。ゴール右に突き刺し2-3。点差を1点に縮める。勢いそのままに3分、またしてもFB#14山下からサークルトップのFW#5中山に縦パスが入ると、相手GK前でフリーのFW#26久保庭にラストパスが渡る。1vs1となった場面であったが、相手GKに2度弾き返され、同点に追い付くことができない。攻める手を緩めたくないフリークス、前からプレッシャーを掛ける。地元の応援の熱量がピッチに伝わり、苦しい時間帯も懸命に走る。相手の時間稼ぎに焦らされながらも、残り1分、GKをフィールドプレーヤーに替え、パワープレーで勝負に出る。相手ゴールに迫りたいところであったが、サークル内までボールを運びきれず、敢え無くタイムオーバー。

真夏の大井シリーズ初戦を勝利で飾れなかったフリークス。これで1勝1SO負け3敗となり、上位進出が更に厳しくなってしまった。残すは明日の法政大学戦と9月の駿河台大学戦。負けられない戦いが続きますが、応援してくださる方々に勝利を届けたい、その一心でベストを尽くしたいと思います。

公式試合記録(ホッケー日本リーグサイト)※出場選手や試合動画も確認できます。
https://hjl-hockey.tv/match_detail/?matchID=2462

大井ホッケー競技場メインピッチ(東京都品川区)にて

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