2019年9月15日Metro Tokyo HC全日本社会人選手権 1回戦 vs宮城クラブ

第61回全日本社会人ホッケー選手権大会1回戦 樋脇屋外人工芝競技場
◯Metro Tokyo HC 2-0(2-0、0-0、0-0、0-0)宮城クラブ(宮城県)
1Q 7分 1-0 松田崇史(山口広基)
1Q 9分 2-0 松田崇史

ちょうど1年前、Metroが初出場した茨城での全日本社会人ホッケー選手権大会。
初戦で2-3と惜敗し涙を飲んだ大会。
初出場のMetroを飲み込んだ樋脇クラブ。
奇しくも今大会は樋脇クラブの本拠地、鹿児島で開催された。

海と山、大自然に囲まれたグラウンド、そして30℃を大きく超える灼熱の気候の中、初勝利を目指して初戦に臨む。
相手は東北の強豪・宮城クラブ。

1Q、立ち上がりは双方ともややスローな展開。
Metroがボールを保持し、宮城クラブがカウンターを窺う。
6分、右サイドからFW石井がサークルインし、最初のPCを獲得する。しかしこれはMF山口のシュートがミスとなり得点には至らない。
しかし直後の7分、中央をMF京谷がスルスルと持ち上がり山口へ。山口がノールックでゴール前へ絶妙のパス。完全に相手守備陣の裏をとったFW松田がゴール前で難なくタッチシュートを決めて1-0、Metroが先制に成功する。
更に9分、山口からのロングボールが右サイド高い位置でFW大橋に収まる。サークル内へのクロスボールはDFに阻まれたかと思ったものの、弾んだボールを角度のない位置から松田が叩き、ゴールにねじ込む。電光石火のゴールショーで2-0。「持ってる男」松田の2得点でペースを握り1Q終了。

2Qはどちらも攻め手を欠く展開。
22分、リベロ徳島からの鋭い縦パスがFW岡田に入り、サークル内にドリブルで切り込むもここは相手守備に止められる。
宮城クラブの縦パスはキャプテン萩中を中心とした守備陣、宮坂、浅野らが危なげなくカットし相手にチャンスらしいチャンスを作らせない。
26分には中央を徳島と山口のコンビネーションで崩すと、徳島からサークル内のFW平井へ。これを中央に折り返すもこれは惜しくも合わず。
2Qはどちらも決め手を欠き、2-0のまま折り返す。

3Qはここまで劣勢だった宮城クラブのエンジンがかかる。
34分、自陣左サイドの深い位置でポイントを作られ、センタリングを許す。ゴール前、誰も触れずファーサイドへボールが流れるも、相手も触れずに事なきを得る。
41分にはサークル内への打ち込みから再びPCを与えてしまう。しかしパントからのシュートはポストに入った宮坂が掻き出し得点を与えない。
Metroが暑さと疲労で切り替えが遅くなったことで、自陣深くまで侵入されるシーンが目立つようになる。
45分にも再びPCを与えるが、ヒットシュートが浮いてファールに。失点には至らず。
苦しい時間帯はあったものの、MF高橋とMF中村の運動量が大いにチームを助け、3Qも何とか相手に得点を許さず2-0のまま折り返す。

4Qも最初は宮城クラブがやや優勢に試合を進めるも、疲労が徐々に宮城クラブの足を止め、Metroが反撃に出る。
53分、平井が果敢にドリブルで仕掛け1対1を作るもここは相手DFにストップされる。
56分、カウンターから高橋、中村、徳島とつなぎ、サークルトップの松田へ。松田が放ったリバースシュートに大橋が詰める。しかし、ファーサイドに流れたボールは僅かに大橋のスティックの上をすり抜け得点ならず。
56分には右サイドを石井が単独で突破、右45度から強烈なシュートを放つもこれはGKがストップ。こぼれ球から久しぶりにPCを得たものの、これはパッサーのミスによりチャンスを逃す。
59分にはじわじわと相手に押し込まれ、PCを奪われるも、相手フリックはGK杉野がよこっ飛びでセーブ。再びPCとなるもこのシュートは枠を外れる。
そしてここで試合終了のホーン。2-0。
嬉しいMetro全日本社会人ホッケー選手権大会初勝利となった。

昨年、雰囲気に飲まれ力を出しきれなかった反省を活かし、今年はスタートからDF、MFが小気味良くパスを回し、果敢なプレスで相手のチャンスの芽を摘んでペースを握ることができました。そして、序盤で2点を先制できたことは非常に大きかったと思います。
明日はMetro未踏の地2回戦で、強豪福井クラブと対戦します。

樋脇屋外人工芝競技場(鹿児島県薩摩川内市)にて

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