2019年7月27〜28日第41回全国スポーツ少年団ホッケー交流大会

品川ホッケークラブ2020は、2019年の夏、大きな歴史の1ページを刻むことになりました。
7/27~28の2日間、栃木県日光市で開催された第41回全国スポーツ少年団ホッケー交流大会に、東京都から史上初の参加となる、小学生4~6年生の男子、女子の2チームで参加しました。東京2020オリンピック開催地の品川のチームということも相まって、他チームや関係者からの注目度は高く、各所より温かいお言葉を頂きました。

この大会は(公財)日本スポーツ協会のスポーツ少年団登録をしたチームのみが参加できる、日本ホッケー協会主催の公式戦で、小学生カテゴリーでは唯一の全国大会となります。
今年は、北は青森から南は鹿児島まで、全国より男子31チーム、女子23チームが集い、頂点目指して競い合いました。交流大会ということもあり、負けたら終わりではなく、勝ち進めなかったチーム同士での交流試合もあり、たくさん試合をすることができました。

当クラブは、練習試合は2〜3度経験があるものの、全国大会はもとより、公式戦出場すら初めてという陣容。
「クラブ初の公式戦が全国大会」という、とても貴重な経験を積むことができました。また、宿泊を伴う都外への遠征も初めての経験。ピッチ外の団体行動も学ぶ良い機会となりました。

大会は、当初男子、女子とも土日各日2試合ずつが予定され、試合と試合の間も長く、休憩やミーティングをする時間がしっかり確保された競技日程でしたが、大会期間中に台風接近の予報があったため、その影響が考慮され、急遽競技日程が変更。
試合コートが増やされ(4コート→6コートへ)、試合間隔も短くなり、帯同コーチたちも、事前に組んでいたスケジューリングから変更が相次ぎ、終始バタバタ。。なんとか試合を成立させるために必死でした。

初日の朝、子供たちは一人ひとり、番号を呼ばれ配られた真新しいユニフォームに袖を通し、やる気と気合いに満ち溢れた表情。チーム全員が揃いのユニフォームでコーチに集合した時、チームとしての一体感は周りから見ても感極まるものがありました。

実際の試合は、男子も女子も6人制の公式戦が初めてということで、練習試合とは勝手が違い、試合のルールや進め方を十分に理解できず、初日の1試合目は、TO(テクニカルオフィサー)や審判の方たちなど競技役員の協力もいただき、なんとか試合を行うことができました。
日頃の練習から意識させてきましたが、公式戦の独特の雰囲気もあってか、上手く試合ができなかったことは、次の課題として取り組んでいきたいと思います。
ただ、1試合目より、2試合目、初日より2日目と経験することで、徐々に慣れ、子供たちは格段の成長を見せてくれました。

女子の試合では、ベンチで控えている選手たちから大きな声でピッチの選手に声がけを行い、交代で出場すると、さっきまで出場していた選手たちが今度は大きな声がけを行っていました。男子の試合では、一進一退の攻防を見せる場面や、PC(ペナルティーコーナー)を獲得したり、相手ゴールにあと1歩と迫ったりと公式戦クラブ初ゴールを期待させる場面もありました。
結果は、男女とも勝利できず、また、試合目標の一つの「1点取る!」も達成できませんでしたが、来年までの課題・伸びしろとポジティブに捉えたいと思います。

公式戦を通じて、ホッケーの技術に関しての成長はもちろんのこと、1泊2日の遠征・合宿を通じて、生活面での成長も大きく感じることができました。
生活目標の一つとして、「集合は5分前行動」を立てました。言われた時間に集合するのではなく、その5分前には集合して、準備をしようというものですが、すべての場面で遅刻はなく、みんなでフォローして実践しようとしている姿が随所に見られたことは、今回の大きな成果の一つだと考えます。
対戦相手との真剣勝負でしのぎを削りながらも、その中で楽しさと勝利を目指すということをベースにし、ホッケーを通じた子供たちの「人間力の向上」を目指したいとあらためて思いました。コーチ・スタッフ一丸となって、今後の活動を行ってまいります。

最後に、今回の全国大会出場に際し種々ご尽力いただきました、(一社)東京都ホッケー協会、品川区オリンピック・パラリンピック準備課、スポーツ少年団登録対応頂きました、大田区スポーツ少年団本部、子供たちを送り出して頂き、遠征に帯同し多大なフォローを頂いた保護者の方々、ご関係の皆様に厚く御礼申し上げます。

品川ホッケークラブ2020 スタッフ・コーチ一同

ーーー以下、大会結果

2019年第41回全国スポーツ少年団ホッケー交流大会
日時:2019年7月27日(土)、28日(日)、29日(月)
場所:日光市ホッケー場(栃木県日光市根室609-1)

【男子】
予選リーグA
vs今市イーグルススポーツ少年団(栃木県)
●0-7(0-3,0-4)

vs山梨県スポーツアカデミースポーツ少年団(山梨県)
●0-2(0-1,0-1)
→予選リーグA4位、フレンドリーリーグへ

フレンドリーリーグ「エ」
vs落東・小林ビクトリースポーツ少年団(栃木県)
●0-7(0-4,0-3)

vs大室HCスポーツ少年団(栃木県)
●0-4(0-1,0-3)
→フレンドリーリーグ「エ」3位

【女子】
予選リーグa
vsKUGAホッケースポーツ少年団(山口県)
●0-11(0-5,0-6)

vs南アルプスホッケースポーツ少年団(山梨県)
●0-10(0-4,0-6)
→予選リーグa4位、フレンドリーリーグ「Ⅱ」へ

フレンドリーリーグ「Ⅱ」
vsはんのうホッケースポーツ少年団(埼玉県)
●0-7(0-2,0-5)

vs川西ホッケースポーツ少年団(山形県)
●0-9(0-5,0-4)
→フレンドリーリーグ「Ⅱ」3位

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