2019年9月16日Metro Tokyo HC全日本社会人選手権2回戦vs福井クラブ

全日本社会人ホッケー選手権大会2回戦 樋脇屋外人工芝競技場
●Metro Tokyo HC 2-8(1-2、1-1、0-2、0-3)福井クラブ(福井県)
3分 0-1 ※福井ク
5分 1-1 浅野康一郎(徳島竜太)
8分 1-2 ※福井ク
28分 2-2 平井一樹
30分 2-3 ※福井ク
35分 2-4 ※福井ク
45分 2-5 ※福井ク
50分 2-6 ※福井ク
53分 2-7 ※福井ク
56分 2-8 ※福井ク

Metroが初めて臨む全日本社会人ホッケー選手権大会ベスト16の舞台。対するは現役日本代表3選手を擁する北陸の強豪福井クラブ。
格上の対戦相手、前日に続き30℃を超える暑さ、そして前日よりも少ないフィールドプレーヤー12人という条件を踏まえ、Metroが採った戦略は、守備の人数を増やすことと体力の温存を図る「弱者のホッケー」。2トップの1枚を高い位置に残し、10人で守りを固める。

1Q、開始早々から福井クラブの素早いパス回しとコンビネーションに翻弄される。
3分、左サイドをスピードで突破されPCを献上。
強烈なフリックが右上に突き刺さり0-1、あっという間に先制点を奪われてしまう。
守りを固めながらあっさりと失点、気落ちしてもおかしくないシチュエーションでMetroが気持ちの強さを見せる。
5分、DF徳島がボールを奪うと、作戦通り素早くトップのFW平井へ。平井が強引にドリブルで突き進みPCを奪う。
DF浅野がゴールを狙うと相手一番騎のスティックに当たりゴールに突き刺さる。1-1とゲームを振り出しに戻し、相手を動揺させるゴールを奪う。
しかし、地力に勝る福井クラブがすぐさま反撃。
8分、サークル付近での素早いリスタートからボールを繋がれ、ゴール正面からヒットシュートを打たれる。これはGK杉野が抜群の反応でセーブするも、こぼれ球を押し込まれ1-2と再びリードを許す。
以降はやや相手のスピードに慣れてきたかボールはキープされるものの簡単にサークルに持ち込ませず1-2で1Qを終える。

2Q、開始直後流れるようなパス回しからワンツーでDFラインを突破され、決定的なラストパスを出されるもここは相手のミスで難を逃れる。FW大橋、松田らも中盤の低い位置で懸命に激しいプレスをかけ続ける。
22分にはまたもカウンターから平井がドリブルで突破し中央のFW石井へ。力強いドリブルでサークルに入り倒されるも笛は鳴らず。23分にはPCを奪われるものの、フリックは杉野がファインセーブ。こぼれ球にもしっかり反応して相手のシュートミスを誘う。
そして迎えた28分、Metroの徹底した戦略が実を結ぶ。
こぼれ球を拾った平井が持ち上がり、上がってきた松田に落とす。松田が右サイドへ展開すると、裏をとった平井へパスが通る。平井のシュートはジャストミートこそしないがゴール左に吸い込まれ2-2。二度Metroが同点に追い付き、観客からどよめきが起こる。
29分にもトップに入った石井へボールが渡る。スピードでDF2枚の間を抜けると、たまらず相手がファール。サークル外ながらPCを獲得する。
Metroは攻撃に4枚しか上げずカウンターに備える。
ファーストシュートのこぼれ球をMF京谷が狙うも痛恨の空振り。すると福井クラブの稲妻のようなカウンターが炸裂する。
あっという間に左サイドライン際までボールを繋がれると個人技でカットイン、最後は至近距離から狙いすましたシュートを決められ2-3。またも得点直後に悔しい失点を喫して2Qを終える。

3Q、ここまで空を覆ってきた雲が晴れ、高い集中力と強度の高いプレスを続けてきたMetroを容赦ない酷暑が襲う。
35分、右サイドをワンツーで突破されると、シュートモーションの選手へのインターフェアを取られPSを取られる。
やや厳しい判定に思われたが、これを右下に決められて2-4。この試合初めて2点差を付けられる。
45分にも左サイドを突破されてPCを奪われると左下にフリックを叩き込まれ2-5。試合を決定づける得点を奪われてしまう。

4Qは完全に足が止まったMetroを尻目に福井クラブが貫禄を見せつけ、50分、53分にPCで、56分にフィールドゴールで失点を喫し、2-8で試合終了。

最後は力の差を見せつけられて大差での敗北となったものの、自分たちができること、まだまだ足りないものが見つかる収穫の多い試合でした。試合後の選手たちの充実した表情がそれを物語っていたと思います。
年に一度の全国大会で得た貴重な経験を次戦10/6の東京ガス戦に、また来年に繋げていきたいと思います。
熱い応援をありがとうございました!

樋脇屋外人工芝競技場(鹿児島県薩摩川内市)にて

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