2020年8月10日駒沢ホッケー教室(第3回)

駒沢ホッケー教室は1964年東京オリンピックのレガシーである駒沢オリンピック公園にて行われる東京都ホッケー協会主催のホッケー体験イベントです。
今年度は、東京都のジュニア強化を目的とした「スキルアップ教室」と普及を目的に一般から参加者を募る「ビギナー向け教室」の2カテゴリーに分かれて開催されます。

今回は今年度3回目の開催(スキルアップ教室のみ)で、私たちメトロの選手が講師、指導スタッフとしてご協力させていただいています。

長い梅雨が終わり、夏真っ盛り。
日差しも厳しく、立っているだけで汗が吹き出すほどの猛暑となりました。
こんな厳しい 天候のもと集まった、ホッケーが大好きな小中学生35名とともにホッケーを楽しみました。

◆ 今回のテーマは「ボールのもらい方」

はじめはウォーミングアップ。
準備体操をした後は、定番のしっぽとり鬼をしました。選手たちは一生懸命に鬼を追いかけ、楽しそうに体を動かしていました。
その後は、小学生低学年、高学年、中学生の3クラスに分かれて「ボールのもらい方」をテーマに練習を行いました。

ボールのもらい方と言ってもいろいろあります。
声を出してももらう、フォアでもらうかリバースでもらうか、止めるか流すかなど、重要な要素がたくさんあります。
まずは体で覚えてもらうため、以下のようなメニューを行いました。

・パスを出した後に、再度パスをもらう
・相手の前や後ろに顔を出してもらう
・身体を動かしながらレシーブする
・サークル内でタイミング合わせてタッチシュートをする

まだまだ意識的にできている子は少ないですが、身をもって体験し、そこから少しずつ気づきを得て、スキルが身についていきます。
コーチもそのような気づきの機会を提供できるように指導を心掛けています。

教室の締めはミニゲーム。
クラスごとに分かれて、6人制と同じ広さのコートを使い、対戦形式で行いました。
30℃を超える暑さであっても、選手たちは元気いっぱい。笑顔で楽しくてホッケーをしていました。
回を重ねるごとに、断片的だったプレーに流れが生まれたようになり、練習の成果が発揮できているように感じました。

◆ 最後に

私たちはコーチングをおこなう際に「目的を持った練習をする」ということをいつも大切にしています。
ただ、時間が経つと、いつもやっている練習の目的意識が薄れてしまうことがあります。

今年度の駒沢ホッケー教室は、各回のテーマを決めて練習しています。
コーチたちもテーマに沿ったメニューを毎回考え、実践することで、年代、スキルレベルに合ったメニューを都度ブラッシュアップするようにしています。
また、子どもたちもテーマが明確になることで、目的を意識して取り組むことができます。
選手だけでなくコーチも共に成長していくきっかけに引き続き駒沢ホッケー教室(ジュニア強化事業)を活用させてもらいたいと思います。

今回も貴重な機会をご準備いただいた東京都ホッケー協会様をはじめとしたご関係の方々に感謝申し上げます。引き続き宜しくお願いします。

駒沢オリンピック公園第一球技場(世田谷区)にて

活動報告一覧

普及事業クラブ運営子ども育成その他の活動
PAGE TOP